いつもより2時間早く起きる!急な早起き…これって大丈夫?

早起きを習慣づける!という目標と同じように、新年の目標になるものってなんでしょうか?そうです、ダイエットです。ダイエットといえば、筋トレを思い浮かべる人が多いかもしれません。

例えばウエイトトレーニングですが、いきなりとても重いものに手を出すと、筋肉の繊維が切れてしまいひどい筋肉痛をおこします。結果、免疫力がダウンしてしまい習慣化もできなくなります。

同じようなことは早起きにも言えるのです。明日から早起きしよう!と意気込むのはいいのですが、7時に起きていた人が翌日から5時に起きるというのは、はっきりいって無理があります。

何故かといえば、起きることが自体が苦痛ですし、間違いなく日中寝不足になるからです。これは、学校に行っても会社に行っても集中できず、一日を無駄にする結果になりかねません。

結論から言いいます。早起きを習慣づけるのなら、1ヵ月間かけて徐々に時間を前倒しにしていきましょう。理想的なのは、15分早く起きることを1週間づつ続けることです。

つまり次の2週目はさらに15分前倒しという具合です。7時に起きていた人なら、2週目には6時半に起きることになります。そうして4週目には、6時に起きれるようにします。

1ヵ月かけてトータル1時間早く起きるようにするのです。こうすることで、体は、自然と早起きに慣れていきます。筋トレで徐々に負荷をかけて行くように、早起きも徐々にが成功の秘訣です。

当初の目標は2時間早く起きることなのに!という人は1時間だと少し不満かもしれません。しかし、ここで注目したいのは、寝る時間です。1時間早く起きる習慣ができたら、是非寝る時間も1時間前倒してみてください。

12時に寝ていたのなら、11時です。寝る時間に関しては、徐々にという段階的なものはいりません。いきなり、眠ってしまます。こうして、早起きした分で失われた睡眠時間の裾野を、元に戻していきます。

簡単に言えば、早起きするためには早寝もしましょうということです。もっといってしまえば、早起きをすれば、夜もいつもより早く眠くなります。その体の要求に素直に従って、その時に眠ってしまいましょう。

そうすることで、体のリズムが出来てきます。このリズムをうまくコントロールしながら、徐々に早起きの時間帯を上げていく、というのが無理せずに早起きを習慣化するコツなんです。

あるデータでは、日本のサラリーマンの平均就寝時間は、0時半という統計があります。この時間に眠って、5時に起きるというのは、いくら15分づつ起床時間を早めていっても、無理があります。

まずは、就寝時間を見つめ直すのが、重要になってくるのです。ところで、日本人は忙しい人が多いという印象ですが、世界的にみて睡眠時間は少ないのでしょうか?

アメリカやヨーロッパの方が忙しいんじゃない?と考えている人にとっては、びっくりするようなデータがあります。なんと、日本人は睡眠時間が短いランキングでダントツの1位です。

政治家が、国会中継中に居眠りをしている姿がよく批判されますが、結局睡眠時間が少ないからそうなるのです。ちなみに、2位韓国、3位ノルウェーと続きます。

このようなデータでも分かる通り、日本国民はもっと多くの睡眠時間をとる必要があります。そのためにも、早寝早起きは大事です。そして早起きをする際は、少しづつ時間を早めていくという手法が有効なのです。