ルーチンワークで生活のリズムを整える早起き習慣術とは

嫌なことや慣れないことを難なくこなすために必要なのは、型にはまってしまうことではないでしょうか。いい意味で型にはまること。ビジネス方面では、ルーチンワークという言葉が用いられます。

ルーチンワークとは、決まりきった日常の仕事や創意工夫の必要のない業務のことです。ある意味、クリエイティブ性のない、つまらない仕事というネガティブな意味でも使われます。

しかし、こと早起きに関しては、クリエイティブ性は必要ありません。早朝に起きること、これを決まりきった努力の必要のないものに変えられれば、大変楽です。まずは、寝る時間です。

とはいえ、深夜1時や2時に寝ている人が、急に早く寝ることはできません。ですので、ルーチンワークとして23時に寝ることを設定して、そこに向かって徐々に寝る時間を早めていきます。

ルーチンワークには、ルールと設定が大事です。例として、23時に寝るのなら、22時には間接照明にしてテレビやスマホなどの電子機器は見ないことにします。

そして、ココアやホットミルクを時間をかけて飲んでみましょう。忙しい毎日を過ごしている人にとって、最初はこのような時間は苦痛かもしれません。しかし、色々な雑事だって、夜にやるよりも早朝に起きてしたほうが捗ります。

毎日の寝る前の儀式として、このようにやってはいけないこと、やることを決めておいてルーチンワークにします。すると、それが当たり前になる生活がしばらくして訪れます。

こうなると、早起きも簡単です。起床5時として、こちらもルーチンワークとして、朝起きたらすることを設定しておきます。よく言われるのが、起きてすぐに水を1~2杯飲むと腸が活性化され、目が覚めるということです。

水ではなく、血糖値を上げるために甘い飲み物を飲んでもいいでしょう。朝の場合は、とにかく起きる癖をつけるためには、何でもいいのです。自分のしたいこと、目覚めやすいことをとにかくルーチンに組み込みます。

寝るときも起きるときも、共通するポイントとしては、複雑すぎることやらないことです。複雑なストレッチをしたり、難しいレシピの飲み物作ったりなど、続かないだろうというものは排除しましょう。

ルーチンワークが整うと生活のリズムが出来てきます。こうなると、もうそれ以外の生活に戻る方がやっかいです。自然と、早起き習慣が根付きます。ルーチンワークは早起きに取り入れるととても有効なのです。

余談ですが、ルーチンワークで思い出すのが、野球のイチロー選手とラグビーの五郎丸選手です。イチロー選手は、打席に立つとバットを回し、ユニフォームの肩の部分に手をかけ袖を上げる仕草を毎回やります。

五郎丸選手は、おなじみの拝みポーズで、同じ歩数を動き正確無比なキックをします。二人に共通するのは、勝負の時に行う、このシンプルなルーチンワークです。この一連の行動は、他人から見たら何故?と思うかもしれませんが、本人たちにとっては勝負の時に、リズムをつける習慣となっているのです。

クリエイティブ界隈では悪い意味でも使われるルーチンワークですが、このように何かを成し遂げるとき、ここでは早起きを習慣化する時には大変有効なメソッドであるといえます。