深夜の夜活より早朝の朝活!性格も変わる早起きの効用

夜が得意だから夜に色々な活動をして、遅く寝る!という人がいます。このような人を夜型人間といいます。反対に、朝早く起きて活動を始める人を、朝型人間といいます。

最初に重要なポイントとして言っておきたいのは、どちらも間違ってはいない!ということです。早起きを勧めつつ間違っていないとはどういうこと?と思われるかもしれません。

実は、朝に強い人と夜に強い人というのは存在して、それはDNAレベルで決まっているのです。お酒が強い人と弱い人がいるように、それは体質と言ってもいいかもしれません。

ですので、このようなDNAレベルの夜型の人が、無理に朝方の生活をすると少し無理が生じる可能性があります。このような人は、無理せず夜型の活動をすべきかもしれません。

しかし、一方、私たちの社会は、当たり前のように朝方の社会です。夜は寝て、朝は起きて会社に行く。太陽が昇っている間が、メインの仕事や学業の時間です。そうなると、どうしても朝型の生活の方が、幸福度が高い生活を送れるのです。

そして、この朝型と夜型は人の性格にも影響を与えます。夜型の活動をする人は、冒険的で、リスクを厭わない性質をもちます。反対に朝型の人は、外交的で明るい性質です。

先ほどから言う通り、遺伝的に夜が強い人は、どちらかといえばアーティスティックな仕事をしている傾向が強いのです。つまり、言ってしまえば、才能がある選ばれた少数の人間ともいえます。

そう考えれば、真に夜型の人は全体からすると、とても少ないといえます。多くの人は、朝型の方がしっくりくるのです。そういう意味では、遺伝的には朝型なのに、夜型の生活をしている人があまりにも多い現状があります。

これが性格に大きな影響を及ぼします。朝型なのに夜型の生活をする人に起こる影響としては、鬱っぽくなる、悲観的、神経質になるといった性格的に悪い影響を及ぼします。

このような人たちが、早朝に起きて夜やっていた同じことを、朝にやるだけで性格が180度変わるといわれています。日の光と共に起きるだけで、思考がクリアになり、ポジティブになれるのです。

当然、気分がよくなり性格も前向きになります。活動自体のクオリティーも上がり、一日がとても充実するのです。夜型の活動は、アーティスティックな人に適しているということを言いましたが、最近はこの傾向も変わりつつあります。

例えば、作家やミュージシャンなどにも、朝早く起きて、決まった時間から仕事を始めて夕方に終える、という人も増えてきています。一見、つまらない生活スタイルに見えますが、その実、作品のクオリティーは格段に上がっているのです。

深夜に夜活をする人を否定はしません。遺伝的に得意とする人がいるからです。しかし、多くの人は早朝の朝活をしたほうが、性格も前向きになれます。これは、古来から続く人間の生物としてのスタイルを考えれば自ずとわかります。

そもそも、夜活というのは文明によって、電気がもたらされたことによりできたものです。本来人間は、日が昇って起き、沈んで寝る生活スタイルが基本です。それによって、自己免疫力や自然治癒力も高まります。心や性格の正常化とともに、このような自然なスタイルは、体の正常化にもつながっているのです。