早起きを習慣づけたいなら絶対やってはいけない3つのこと

朝早く起きるためには、夜をいかに快適に過ごすかがポイントになります。そういった意味では、多くの人が快眠のために工夫をしています。

より気持ちよく入眠するためにやっていることというアンケートによると、ダントツの1位は入浴をすることです。2位がストレッチ、3位が読書と続きます。

入浴によって心も体もリフレッシュされるため、この時間を快眠のために重要視する人が多いのです。そのため、お店ではお風呂グッズが女性を中心によく売れています。

寝るためにすべきことは、このようにリラックスすることです。では、逆に絶対してはいけないことはなんでしょうか?3つのしてはいけないことをここでは挙げましょう・

まずは、してはいけないことその1としては、寝る前のスマホや電子機器の閲覧です。電子機器のスクリーンの光は、ブルーライトと呼ばれるものでできています。

このブルーライトは、人間の眠気を呼ぶメラトニンというホルモンを抑制してしまうのです。一説によると、20%以上の抑制率と言われます。つまり、単純に電子機器を寝る前に見ると、体のシステムとして眠れなくなってしまうのです。

さらに、就寝2時間前までにネットサーフィンやメールやラインなどをしていると、ストレス指数が高くなる傾向にあります。情報の中にはネガティブなものも少なくありません。寝る前は、不安感を出来るだけ取り去る必要があるのです。

してはいけないことの2番目は、お酒を飲み過ぎることです。少量のお酒は、ナイトキャップ(寝酒)と呼ばれ、寝つきをよくするのに良いとされています。

しかし、大量の酒を飲むとそれがネガティブなものに早変わりします。お酒が沢山体に入ると、分解成分アセトアルデヒドという物質がレム睡眠を抑制します。そして、抑えられたレム睡眠は、眠りの後半で一気に増加するのです。

レム睡眠とは、脳が起きている状態の睡眠で浅い眠りの状態です。通常は深い眠りのノンレム睡眠よりもかなり少ない割合ですが、深酒により過剰になるのです。こうなると、中途覚醒が頻繁に起こることになり、なかなか脳が休まらないのです。

早起きのためにしてはいけないこと、最後はそのものずばり、遅く寝ることです。言うまでもなく、朝早く起きるためには、早く寝ることが必要です。

人間がとるべきベストな睡眠時間は、6~8時間とも言われています。朝6時に起きたいなら、12時には寝る必要があるのです。年齢によっても違いはありますが、6時間寝ると人は日中眠くならずに活動できるのです。

さらに、人間にはゴールデンタイムという成長ホルモンが活発になる時間帯があります。それが、10時~深夜2時の4時間です。この間を全て睡眠に当てられれば、脳と体は適度にやすみつつ、脳の学習効果も最大になるのです。

早起きを習慣づける上でやってはいけない、電子機器の閲覧・深酒・遅寝についてみてきました。これらをしないだけで、すぐに早起きができるわけではありませんが、少なくとも習慣づけには最低限やらない方がいいものです。