早起きしたければこれを食べよう!早起きに効く食べ物とは

体の内部から早起きに影響を与えたい。そんな願望があります。体の内部からというのは、精神力だけでなく物理的に早起きに効果を及ぼすもの。つまり簡単にいってしまえば、食べ物や飲みものです。

物を食べることで私たちの体は成り立っています。そう考えると、食べ物は、人間の活動に最も大きな影響を与えるものです。そう考えると、早起きのために効果的な食べ物もなにかありそうです。

しかし、始めに言ってしまえば、この食べ物を食べたから早起きできる!そんなサプリメントのようなものは、実際、存在しません。残念ですが…。

少し路線が違いますが、起きてすぐ水を一杯飲むと、目がさめる!ということはよく言われます。これは、水という物質が目覚めに効果的なのではありません。単に、起きてすぐ飲むことで、腸が活性化されるために、目覚めに良いということです。

では、早起きに効く食べ物はないのかというと話が終わってしまいますので、少し見方を変えてみます。食欲というのは人間の三大欲求のうちのひとつで、とても大きいものです。

食べるのが嫌いという人はいません。そこを利用して、朝起きたら必ず食べたいものを用意して寝るのです。そうすれば、起きて美味しいもの(自分の好きな物)が食べられるという欲求で、早起きが楽しくなるのです。

好きなものを食べたいという欲求を利用する。しかし、これは割と精神的なものです。次は、生物学的に考えていきましょう。実は、眠いというのはイコール体温が低いという状態です。

人間は、体温が低くなると眠くなります。雪山で遭難した人たちが、眠ってしまう人を必死に起こしているシーンが映画などでよくみられます。あれは、体温が低下して、猛烈に眠くなってしまっているのです。

つまり、眠りから目覚めるためには、体温を上げるものを食べるのが良いのです。体温を上げるのは、エネルギー(糖分)があるものです。一品選ぶとしたら、チョコレートが良いかもしれません。苦手な人は、アメやガムでもよいでしょう。

そういう意味では、チョコレート好きな人は、翌日起きたらすぐに食べるチョコレートを用意しておくと、好きなものを食べる楽しみとともに糖分もとれますので、一石二鳥です。

飲み物については先ほど出てきた水以外には、ココアや生姜湯が良いです。これも同じような理由で、目覚めるために体温を上げるのが最大の目的です。コーヒーという意見もありますが、まずは体温を上げる必要がありますので、優先順位としては体を温める飲み物をお勧めします。

最後に、食べ物ということであるデータを示します。20代の有業者における朝食の欠食率です。この年代は、男性は仕事の忙しさ、女性はダイエットなどの美容のため朝食を抜く人が多くいます。

男性では24%、女性では17%の人が朝食を食べないという結果が出ています。これは、目覚めるという観点から言えば大変問題があります。エネルギーを摂取しなければ、当然体温が上がりません。

真に目覚めていない状態で、出勤するので、常に体はだるいままという事が起ります。重ねて言いますが、朝食を食べることは、体温を上げて目覚めを促進する効果があります。そのことを忘れずに、しっかり朝食を摂るようにしたいですね。