大人になると勉強をしたくなります。学生時代は遊ぶことに忙しく、慌ただしく就職して何年か経過すると、妙に勉強がしたくなるんです。あの時にやっておけばよかった、と思っている人も少なくないでしょう。
しかし、この勉強したい願望は、社会に出て知識や教養の不足を感じたことによって出てきたものです。社会人になったからこそ出てきた、初めての「勉強したい!」という積極的な欲望なのです。
残念ながらこのポジティブな欲望、そう簡単に叶えられないのが現実です。仕事をしていると、時間を作るのが大変難しいからです。しかしながら、最近そうのんびりと構えていられない事態になっているのが、グローバル化の波です。
外資系の会社に吸収された、社内で英語ルールが設定された…など英語を理解できなければいけない状況に追い込まれている人も出てきています。それでなくても、将来を見据えると英語をやっておかないと不安です。
ここで少しデータを見ておくと、世界の人口約70億のうち、いわゆる英語を実用的に使っている人は約17.5億人もいるといわれています。つまり、4人に1人がビジネスレベルで英語を使っているのです。
一方、日本人は全体の人口の2%程度の人しか、実用英語が使えません。世界と比べると圧倒的な劣勢が浮き彫りです。このような現状の中、日本人ちは手っ取り早く英語を学ぶ必要にさらされています。
そこで、提案したいのが、早朝に英会話をするという選択肢です。英語の勉強といえば、英会話スクール・参考書による独学などがありますが、今回は、インターネットによるオンライン英会話をお勧めします。
英会話スクールは移動コストが高く、参考書は早朝に起きるモチベーションとしてはつまらないからです。オンライン英会話なら、家に居ながら、生の講師と一対一のマンツーマンレッスンが受けられます。約30分間英語しか喋れない環境を体験するだけで、英語耳・会話力等が格段に変わります。
早朝は頭も冴えているので、生の英会話のような密度の高い勉強でも集中が持続します。さらに、例えば朝の6時にレッスンの予約をとっていれば、その時間までに必ず起きる癖がつきます。自分に1人の勉強ではついさぼってしまいますが、予約という形があるとある意味アポイントのような強制力が働くからです。
朝一で外国の人で英語のみで会話する体験は、楽しいものです。嫌な語学の大変さが、オンライン英会話によって朝に外国の人と会話するというプチ留学体験に変わるのです。そして、楽しい体験は、不思議と継続するんです。
最後に英語について、注目したいことがあります。さて、英語人口17.5億人のうちネイティブスピーカーは、何%だと思いますか?じつは、3.9億人くらいです。これは、全体の22%にあたります。つまり、残りの78%は非ネイティブ(第二外国語)の人々なのです。
第二外国語として、英語を流ちょうに話す人が今、アジアを中心にどんどん増えてきています。この流れは、止められません。日本語を母語としながら、英語もビジネスレベルで話す。そんな理想の形を、この早朝習慣を足掛かりに、やってみませんか。