子育て中の人ほど早起きを習慣化すべきこれだけの理由

日本人は世界一寝てない国である、という統計が話題になっています。どうやら日本人の睡眠時間は世界的に見ても、とっても少ないのです。これは、なかなかの問題です。

世代別にみれば、特に中年女性の睡眠時間が短く、都市部では6時間未満というデータが出ています。これには理由があります。中年女性といえば、まだ手を離れない子供を抱えている場合が多くあります。

それで、昨今の共働き化もあり、仕事と家庭を同時にこなさなくてはならない世代、それがこの中年女性の世代なのです。炊事・洗濯・こどものお弁当などに加え、平日の仕事です。最近は、高齢出産も目立つので、これに保育園の送り迎えなども加わることになります。

そんな子育て中の、とくに女性の睡眠時間が減少していくのは、当たり前と言ってしまえば当たり前です。そして、疲れ切っているからこそ、朝も早起きできません。

それより問題なのが、多忙によって自分の時間がほとんど得られないことです。自分だけの時間が過ごせないのは、目に見えないストレスが蓄積されます。かつて子供が出来る前は、いろいろな趣味ができていたのに…そういう思いがストレスを増幅させるのです。

実は子育て中の人ほど、自分の時間を作って趣味ややりたいことをやるべきなんです。そうすることで、子育てや日常生活にも良いフィードバックがあり、またがんばれるというサイクルが生れます。

では、夜と朝、また、専業主婦の人は昼のどのタイミングでそれをやるのが一番良いでしょうか?実は、早朝が一番いいんです。朝5時に起きる、これだけで、60~90分の一定の時間を確保できます。

子供は、意外と日常のリズムに忠実なので、一度そのサイクルが出来てしまえば、同じ行動をします。寝る時間にもよりますが、起床時間も一般的には7時くらい、と毎日同じになります。子供番組がこのくらいの時間に集中しているのは、そのせいでもあります。

この子供が起きるまでの時間を、趣味に勉強にと有効に活用できれば、毎日が驚くほど変わります。まず、朝日を浴びながら、洗濯などの一仕事をしましょう。朝日を浴びることで、幸福物質のセロトニンが分泌されます。

それから、読書・手芸・映画やドラマ、ゲーム等、普段は絶対できないことをたっぷりと楽しむのです。子供が起きてくるころには、すっかりストレスフリーの状態で日常の朝を迎えられます。

とにかく、早起きを習慣化してしまえば、一定の時間が毎日得られます。大きなポイントとしては、先ほども言いましたが、子どもの生活スケジュールを毎日一定化することです。朝この時間に子供が起きるという時間帯がわかれば、それまでをゴールデンタイムにできるのです。

早朝に自分の時間を作って、やりたいことをする。これは、一見、自分のためにやることのように見えますが、、実は、子供や家族のためにとっても良い事なんです。親がストレスなく子どもと接することで、いらいらせず余裕をもって子育てができます。その鍵が早朝習慣にあるのです。